「パパ、助けて」と泣き叫ぶ息子を残して、学校を後にした日のこと

体験談

この記事を書いた人:ヒロ(50代・会社員)

小1のGW明けに息子が突然不登校に。4年間で一番後悔している日のことを書きます。

今でも思い出す場面がある。

学校のガラスの扉の向こうに、担任の先生と息子が残された。息子はガラス越しにこちらを見ながら、泣き叫んでいた。

「パパ、助けて」

私はそのまま会社に向かった。


あの朝、何が起きていたか

不登校が始まってしばらく経ったころの話だ。その日も息子は学校に行きたがらなかった。それでも私は連れて行った。

昇降口で担任の先生に引き渡した。先生が息子を押さえている。息子はガラスの扉越しに、こちらに向かって泣き叫んでいた。

「パパ、助けて」という言葉と、こちらに向かって伸ばした手。

一瞬、連れて帰ろうかと思った。でも「心を鬼にしなければ」と自分に言い聞かせて、そのまま歩き出した。


その日、私は何を考えていたか

会社に向かいながら、こう思い込もうとしていた。

「自分は悪くない」「子どものためにもなる」「いつかは慣れる」

仕事に集中しようとした。会議に出た。画面を見ていた。でも頭のどこかに、ガラス越しの息子の顔がずっとあった。


今振り返って思うこと

あれは間違いだったと、今は思っている。

「心を鬼にして学校に置いてくる」という選択が、息子をさらに傷つけた可能性が高い。学校という場所への恐怖が、あの日を境に一段と強くなったと感じている。

不登校の子どもが「パパ、助けて」と叫んでいるとき、その子は本当に限界なのだ。「慣れさせれば大丈夫」という判断は、親の願望であって、子どもの現実ではなかった。


同じ経験をした親へ

Xでこんな投稿を見た。小1の息子が昇降口で泣き叫ぶ中、「行ってくるね」と走り去った母親の話だ。息子はその日から「私のそばを離れなくなった」という。

この投稿に11.5万インプレッション、885いいねがついていた。同じ経験をした親が、それだけいるということだ。

あなただけではない。私もそうだった。

同じ場面に立った父親へ

・「心を鬼にする」が正解とは限らない
・泣き叫んでいる子どもは「わがまま」ではなく「限界」かもしれない
・その日の判断を後悔するなら、次の日の接し方を変えればいい
・あの日のことを子どもに謝ることができるなら、してみてほしい
・あなたが後悔しているということは、それだけ子どものことを思っているということだ

私はまだ息子にあの日のことを謝れていない。いつか、ちゃんと話せる日が来たら、伝えたいと思っている。

「あの日、パパは間違えた。ごめん。」

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