不登校の子どもに投薬は必要か。暴力がひどくなった父親が正直に書く

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この記事を書いた人:テツオ(50代・会社員)

小1のGW明けに息子が突然不登校に。投薬という選択に向き合った父親の記録です。

「お子さんに薬を飲んでもらうことを検討してみませんか」

児童精神科の先生からその言葉を聞いたとき、少し抵抗を感じた。小さい子どもに薬を飲ませることが悲しかったし、何か可哀想な気がした。

それでも投薬を選んだ理由を、正直に書く。


投薬を決めた理由:暴力が手に負えなくなった

息子の不登校が始まったのは小学1年生のGW明けだった。最初は「学校に行けない」という問題だったが、時間が経つにつれて状況は変わっていった。

癇癪がひどくなり、暴言と暴力が増えていった。付き添い登校をやめた後も、家の中での癇癪は続いた。そして小学3年生になるころには、親子どちらかがケガをしそうな場面が出てきた。

児童精神科の先生に相談すると、投薬を勧められた。暴力が手に負えない状況を改善するために、薬の力を借りることを提案された。

迷ったが、このまま誰かがケガをする前に何かしなければという気持ちが上回った。


処方された薬:アリピプラゾールとインチュニブ

処方されたのは2種類だ。

■ 処方された薬の概要

薬名 主な用途
アリピプラゾール 感情の波を安定させる。易刺激性・癇癪の改善
インチュニブ 注意力・衝動性のコントロール。多動・攻撃性の改善

※薬の効果・副作用は個人差があります。必ず医師の指示に従ってください。


飲み始めてどうなったか

正直に言うと、効果はよく分からない。

少し癇癪の頻度が減った気がする。ただそれが薬の効果なのか、他の要因なのかは判断できない。

一方で副作用は明確に出た。日中から眠くなる日が増えた。午後に突然眠り込んでしまうことがあった。薬で眠そうにしている息子を見るのは、正直つらかった。


投薬という選択について、今思うこと

「子どもに薬を飲ませること」への抵抗は今でも完全には消えていない。ただ、こう思うようになった。

暴力が手に負えなくて、誰かがケガするリスクがある場合は、投薬は必要な選択肢の一つだ。

うちの家庭でも、親子どちらかがケガしそうな場面が実際にあった。そういう状況を放置することの方が、子どもにとっても家族にとっても良くない。

投薬を検討している父親へ

✓ 暴力・自傷など安全に関わる問題がある場合は医師に相談する価値がある
✓ 薬への抵抗感は自然な感情。ただし感情だけで判断しない
✓ 副作用(眠気・食欲変化など)は事前に医師に確認しておく
✓ 効果が出るまで時間がかかる場合がある
✓ 薬だけで解決しようとせず、環境調整と並行して行う

不登校の問題と、暴力・癇癪の問題は別物として考えた方がいい場合がある。学校に行けないことは許容できても、家族がケガをするリスクは許容できない。そのラインを超えたときに、投薬という選択肢を持っておくことは無駄ではないと今は思っている。

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