この記事を書いた人:ヒロ(50代・会社員)
小1のGW明けに息子が突然不登校に。4年間で家庭学習に何度も挫折し、複数の学習支援サービスを実際に契約してきました。この記事は教材選びで調べたことを父親目線でまとめています。
「学校に行けないなら、せめて家で勉強させよう」
息子が不登校になったとき、私が最初にやったのがこれでした。書店でドリルを買い、時間割を作り、リビングに学習スペースまで用意しました。
結果は、全滅です。
3日で開かなくなったドリル。白紙のままの時間割。私が在宅の日に「やろうか」と声をかけると、息子の表情がこわばる。家庭学習そのものが、親子関係を悪くする原因になっていきました。
同じ失敗を繰り返した結果、私はやっと気づきました。不登校の子の家庭学習は「教材の中身」より先に、「続く仕組みがあるか」で選ぶべきだったんです。
その視点で調べたとき、候補として残った教材のひとつが無学年式オンライン教材「すらら」でした。正直に書くと、うちは契約には至っていません(理由は後述します)。それでも、徹底的に調べた内容は同じ悩みを持つ父親の判断材料になると思うので、まとめておきます。
不登校の家庭学習が続かない3つの理由
まず、うちの失敗から分かった「続かない理由」を整理します。教材選びの基準は、ここから逆算します。
理由①:学年相当の教材は「できない」を突きつける
不登校が続くと、勉強は学年より遅れています。学年相当のドリルを渡すと、開いた瞬間に「分からない」が並ぶ。できない体験を積むだけの時間になり、自信を失わせて終わります。
理由②:親が先生役になると、親子関係が壊れる
紙のドリルは丸付けも進捗管理も親の仕事です。すると家庭が「監視する人・される人」の関係になる。不登校の子にとって家は最後の安全基地なのに、そこが学校化してしまいます。
理由③:「やっても意味がない」と本人が感じている
学校に行っていない罪悪感の中で、家庭学習が成績にも出席にも反映されないなら、子どもには「やる理由」がありません。頑張りが何かにつながる実感が必要です。
つまり、不登校の家庭学習教材に必要な条件は3つ。①学年をさかのぼれる、②親が先生役にならなくて済む、③頑張りが何かにつながる。この3条件で調べたとき、すららが候補に残った理由が見えてきます。
すららの特徴を3条件で検証する
条件①:無学年式だから「分かるところ」まで戻れる
すららの最大の特徴は無学年式です。学年の縛りがなく、小学校の範囲まで戻ることも、得意科目だけ先に進むこともできます。
これは理由①への直接の答えです。学年相当のドリルが「できない」を突きつけるのに対し、無学年式は「分かる」から再スタートできる。不登校の子の学び直しでは、この差が決定的だと私は思います。
条件②:対話型のアニメーション授業+AIが先生役
すららはキャラクターが対話形式で教えるアニメーション授業で、つまずきに合わせてAIが出題を調整します。丸付けも進捗管理も自動。親は「先生役」を降りて、見守る側に回れます。
引きこもりがちで人と会うこと自体がストレスになっている時期の子に向いた設計とされているのも、対人接触なしで完結するこの仕組みゆえです。うちの息子のように「人に教わること」へのハードルが上がっている子には、人ではなくキャラクターが相手というのは現実的な選択肢になります。
条件③:「出席扱い」になりうる数少ない教材
そして、父親として一番注目したのがここです。
文部科学省は平成17年に、不登校の児童生徒がITを活用した自宅学習を行った場合、要件を満たせば出席扱いにできる方針を定めています。すららはこの要件に対応した数少ない教材のひとつで、実際に出席扱いが認められた子は全国で300人以上という実績が公表されています。
仕組みとして大きいのは、学習履歴がすべてデータで記録されることです。どの単元をどれだけ学習し、どこまで理解したかが客観的な記録として残るため、学校や教育委員会が評価しやすい。「ちゃんと勉強している証拠」を親が口で説明する必要がなくなります。
さらに、学校との面談に必要な資料一式をすらら側が用意してくれるサポートもあります。出席扱いの交渉は校長先生の許可が必要で、親が一人で進めるにはかなり骨が折れます。ここを支援してもらえるのは、働きながら対応する父親には大きいはずです。
無学年式と出席扱いが気になったら
すららは資料請求が無料です。出席扱いを検討するなら、学校との交渉にも使える資料なので、まず取り寄せて中身を確認するのが現実的な第一歩です。資料請求の際は学習目的を「不登校」と選択すると、関連資料が届きます。
正直に書く:うちが契約に至らなかった理由
ここまで調べておいて、なぜうちは契約しなかったのか。教材の問題ではなく、当時の息子の状態の問題でした。
うちが検討した時期、息子はまだ「勉強」という言葉自体に強い拒否反応がある段階でした。どんなに優れた教材でも、本人が画面を開かなければ始まりません。うちはまず「人との関係を作り直す」ことを優先して、完全1対1の個別指導(キズキ共育塾)を選びました。
つまり、すららが合うかどうかは子どもの回復段階によります。私の整理はこうです。
すららが向いている家庭
・本人に「勉強の遅れを取り戻したい」気持ちが少しでもある
・人と会うこと自体がまだ大きな負担
・出席扱い・内申を視野に入れている(特に中学生)
・親が先生役になって関係が悪化した経験がある
まだ早いかもしれない家庭
・「勉強」という言葉自体に強い拒否反応がある段階
・昼夜逆転や心身の不調が強く、学習どころではない時期
→ この段階では教材より先に、休養と安心の確保が優先です
よくある質問
Q:出席扱いは申請すれば必ず認められる?
いいえ。最終判断は校長先生で、学校との協議が必要です。学習評価は4観点で判断されるため、教材の利用だけですべてが満たせるわけではありません。だからこそ、記録と資料のサポートがある教材を選ぶ意味があります。
Q:何年も勉強していないけど大丈夫?
無学年式なので、小学校の範囲までさかのぼってやり直せます。「どこから分からなくなったか」を特定するところから始められるのが、学年式のドリルとの一番の違いです。
Q:個別指導とどちらがいい?
子どもの状態によります。人と関わる準備ができているなら個別指導、人との接触がまだ負担なら教材型。うちは前者の段階だったのでキズキ共育塾を選びました。両方の資料を見比べるのが確実です。
まとめ:教材は「続く仕組み」で選ぶ
この記事のポイント
① 不登校の家庭学習が続かないのは子どものせいでも教材の中身のせいでもなく「仕組み」の問題
② 必要な条件は「さかのぼれる」「親が先生役にならない」「頑張りがつながる」の3つ
③ すららは無学年式・AI対応・出席扱い実績300人以上でこの3条件を満たす
④ ただし「勉強」自体への拒否反応が強い時期は、教材より休養が先
⑤ 迷ったら無料の資料請求で中身と出席扱いの仕組みを確認する
ドリルを買い込んで失敗した4年前の自分に言うなら、「教材の中身より、続く仕組みを見ろ」です。そして、子どもの今の状態に合うかを最優先に。すららの資料請求(無料)は学校との出席扱い交渉にも使えるので、検討段階でも取り寄せておいて損はありません。この記事が、同じように家庭学習で消耗している父親の判断材料になればうれしいです。



コメント