この記事を書いた人:テツオ(50代・会社員)
小1のGW明けに息子が突然不登校に。ゲームと4年間向き合い続けた父親の記録です。
学校に行かずに、一日中ゲームをしている息子を見て、最初に思ったのは「サボっているだけだ」だった。
正直に言う。あのころの私には、不登校の子どもがゲームをすることへの理解がなかった。
不登校が始まってすぐ、ゲームが「逃げ場」になった
息子が不登校になったのは小学1年生のGW明けだった。学校に行かなくなったその日から、息子はゲームをするようになった。
当時の私の目には、それが「学校をサボってゲームをしている」という図にしか見えなかった。仕事をしながらテレワーク中に横でゲームをされると、イライラした。「なんで学校に行かないのにゲームはできるんだ」と思っていた。
今思えば、あの感覚は間違いだった。
スダチでデジタル全面禁止にした結果
不登校初期は1日2時間のゲーム制限をかけていた。その後スダチを契約してからは、ルールが変わった。
「学校に最初から最後まで一人で登校できた日だけ、ゲーム・YouTube・スマホを2時間OK。達成できなければ親子ともに全面禁止」というルールだ。
このルールの効果は実際に大きかった。息子は2学期に一人で登校できるようになった。デジタルへの強い動機付けが機能した形だ。
ただ冬休み明けに再び不登校になったとき、デジタルを完全に取り上げられた息子がどれだけ苦しかったかは、今でも気になっている。
今の向き合い方:禁止はしない
現在は「ゲーム2時間・パソコン3時間」という制限を設けているが、禁止はしていない。
理由は3つある。
■ ゲームを禁止しない理由
① 心の支えになっている:不登校の子どもにとってゲームは数少ない「楽しい時間」
② ヒマが一番つらい:息子の特性上、何もしない時間がストレスになる
③ 頭を使っている:ゲームを通じた思考・判断は決してマイナスではない
加えて、将来的にデジタルに強い人間になってほしいという気持ちもある。プログラミングや動画編集など、デジタルスキルが求められる時代に、ゲームやパソコンへの親しみは武器になりうる。
「サボり」ではなかった。逃げ場だった。
4年間向き合って気づいたことがある。
不登校の子どもがゲームをするのは「サボり」ではない。学校という場所で消耗した心のエネルギーを回復するための、数少ない手段なのだ。
私が「なんでゲームはできるんだ」と思っていたのは、不登校を「怠け」だと思っていたからだ。でも不登校の子どもは怠けているのではなく、消耗しきっているのだ。
不登校の子どものゲームについて、父親へ伝えたいこと
✓ 「サボってゲームしている」という見方は一度手放してみる
✓ 完全禁止は心の逃げ場を奪うことになる可能性がある
✓ 時間のルールを決めつつ、存在自体は否定しない
✓ ゲームを通じて何かを学んでいる可能性に目を向ける
✓ 親自身も仕事に集中できる時間として割り切る視点も必要
ゲームをやめさせることより、ゲーム以外にも楽しめることを一緒に見つける方が、長い目で見て意味があると今は思っている。
それがなかなか難しいのも、正直なところだけれど。



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